空穂(うつぼ)は、矢を入れる容器で、戦場で大量の矢を持ち運ぶための道具。ご覧いただいているのは、八代城代松井家に伝来した空穂(うつぼ)である。この空穂(うつぼ)は、()の部分がとりわけ大きい。穂の部分が大きいということは、それだけ大量の矢を収納できるということである。このような空穂(うつぼ)を、土俵空穂(どひょううつぼ)という。穂の形が大きく広がって、土俵(どひょう)に似ているから、そう呼ぶらしい…。ちなみに、穂の部分をおおっているのは、(いのしし)の毛である。

 

 

 

 

 

 

 

 Close

 

 

Copyright (C)2003  Yatsushiro Municipal Museum All Rights Reserved