鷹や鶴、牡丹や菊など、さまざまな鳥や花が描かれた扇文様で全面をうめつくした豪華な鞍と鐙です。居木(乗り手が座るところ)の裏に、「文亀三年十一月九日」の刻銘があり、文亀3年(1503)に作られたたいへん古い鞍であることがわかります。蒔絵による装飾は、江戸時代にほどこされたものです。写真は鐙の裏面。
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