硯、筆、錐、刀子(とうす)などをおさめた五段重ねの硯箱です。連歌や俳諧などを催した席で、複数の人で用いたものでしょう。松竹梅を表したおめでたい文様です。桜の花を図案化した家紋がつけられ、所用者を示すと思われますが、今のところ誰のものかわかりません。下の写真は蓋表梅文部分の拡大図。


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