| 特別展・企画展 | |
| 熊本県八代市西松江城町12−35 〒866-0863 | TEL:0965-34-5555 FAX:0965-33-9200 |
| 秋季特別展覧会 天草・島原の乱 徳川幕府を震撼させた120日 2002年10月25日(金)−11月24日(日) |
2階特別展示室 1階第2常設展示室 |
その時歴史は動いた ◇寛永14年(1637)10月、 一発の砲声が海を越えて肥後熊本に響き渡った。 これが、120日間に及ぶ動乱の始まりだった。 九州諸藩の大動員 ◇天草・島原で起こった武装蜂起は、 熊本をはじめ、近隣諸藩に衝撃を与える。 乱平定のため九州諸藩に動員がかけられ、 出兵人数は12万人を越えた。 肥後細川藩は、 2万人余りの兵を天草・島原に派遣した。 熊本から見た天草・島原の乱 ◇この展覧会は、肥後細川藩を中心に 天草・島原の乱を取り扱う。 これにより、乱の歴史的位置付けに 新たな視点を加えたい。 資料は語る ◇天草・島原の乱やキリシタンに関わる 絵画、絵図、古文書、武器・武具など、 重要文化財を含む112点を展示する。 |
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| ■開催趣旨 本館の秋季特別展覧会は、独自に調査した郷土の歴史・文化の、日本史・日本文化史の中における位置付けを試みた自主企画展である。14年度は、天草・島原の乱の展覧会を開催する。 寛永14年(1637)に勃発した天草・島原の乱は、その後の幕藩体制に影響を与えた歴史的大事件である。乱の平定のために九州諸藩が動員され、大坂の陣以来の大規模的軍事動員が実行された。肥後細川藩は、軍役を果たすため天草・島原の乱に2万人余りの兵力を出動させ、武士のみならず牢人や農民などさまざまな階層の人々が戦場に集結した。幕府によって作られた軍役体制が、戦時にどのように機能し、戦いに参加した人々にどのような影響を与えたかを考える上でも天草・島原の乱の意味は大きい。 本展覧会は、乱がその後の幕藩体制に与えた影響を踏まえながら、幕府の禁教政策、武力蜂起に及んだ一揆側の問題、乱平定のため出動した九州諸藩、最大の攻防戦が行われた原城籠城戦を取り扱うことで、幕藩体制における天草・島原の乱の歴史的位置付けを明らかにしようとするものである。 |
会報記事(pdf
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| ■主催:八代市立博物館未来の森ミュージアム・熊本日日新聞社 | |
| ■観覧料:一般600(480)円、高大生400(320)円、小中生200(160)円 |
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| 《特別講演会》 ■10月26日(土)13:30〜15:00 「細川家と天草四郎」 吉村豊雄(熊本大学文学部教授) ■11月16日(土)13:30〜15:00 「原城の戦いを考えなおす」 服部英雄(九州大学大学院比較社会文化研究院教授) |
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