八代・松浜軒のおひなさま
1月末から3月いっぱい展示します。
国指定名勝「松浜軒」 八代市北の丸町3-15 0965−33−0171

おひなさまの絵はがきができました!!
6枚セット 500円 お求めは松浜軒で

(1)享保雛
(きょうほうびな)
江戸時代中頃(18世紀)
松井文庫所蔵

(2)古今雛
(こきんびな)
天保10年(1839)
松井文庫所蔵

(3)古今雛
(こきんびな)
天保11年(1840)
松井文庫所蔵

(4)犬張子
(いぬはりこ)
江戸時代後期(19世紀)
松井文庫所蔵 

(5)五人囃子
(ごにんばやし)
天保10年(1839)
松井文庫所蔵

(6)貝覆の合せ貝
(かいおおいのあわせがい)
江戸時代後期(19世紀)
松井文庫所蔵
各写真の解説
(1)松浜軒のおひなさまの中でもっとも古いもの。気品のあるお顔や衣の重なりが美しい。
(2)天保9年、松井家10代章之公(1813〜87)に輿入した琴夫人(1813〜48)の御雛様。琴夫人は下野国茂木藩主細川家出身。
(3)天保10年7月、松井家10代章之公と琴夫人の間に生まれた長女加屋(1839〜91)の御雛様。京三条通の人形司幾久屋から買い求めたもの。
(4)犬の形をした紙製の置物で、災いをしりぞける守り神として枕元に置いたもの。婚礼や出産を祝う贈り物とされた。
(5)謡、笛、大鼓、小鼓、太鼓を受け持つ5人の童子からなる。琴夫人の所用。明るく清清しい表情が魅力の人形。
(6)貝覆は、数多くの会の中から一対の貝を探すという平安時代以来の貴族の遊び。同じ貝はたった一組しかないことから結婚の象徴として扱われた。
八代・松浜軒のおひなさま
 
 桃の節句にあわせて、松濱軒(しょうひんけん)に飾られる「おひなさま」は、江戸時代、肥後熊本藩の筆頭家老をつとめ、代々八代城に居城した松井家に伝わっているものです。

 優美で気品ある顔立ちの「おひなさま」と、小さく愛らしい「ひな道具」の数々をご覧いただけます。
 

松濱軒驥斎(きさい)
正面のひな飾り
松井文庫所蔵 

享保雛(きょうほうびな)
江戸時代中ごろ

松井文庫所蔵

立雛 
江戸時代中ごろ
松井文庫所蔵

雛道具の貝桶(かいおけ)
松井文庫所蔵

女性たち手作りの手まり
幕末から明治時代
松井文庫所蔵
 子どもたちの健やかな成長と幸せを願って、八代の地に代々受け継がれてきたおひなさまです。
  
  大切に伝え残していきたいものです。

松濱軒の大広間に飾られていた雛飾り(大正時代)  ※現在は飾られていません。

展示作品
立雛 享保雛1組 古今雛(天保10年製)1組 古今雛(天保11年製)1組 古今雛(元治2年製)1組
九曜・桐紋蒔絵雛道具 三ツ笹紋蒔絵雛道具 九曜紋蒔絵膳具  香道具(雛道具) 犬張子 手まり
ほか多数
 
国指定名勝「松濱軒」は、松井家4代目直之公が、母崇芳院尼のために元禄元年(1688)に建てた御茶屋です。松濱軒は、八代城跡の西北にあり、周辺には八代城ゆかりの史跡がたくさんあります。 
松井神社・・・八代城の北の丸跡で、細川三斎が植えたという臥龍梅や三斎時代の茶庭がある。松井家の初代・二代をまつる。
織田信長供養塔・・・細川三斎の建立、市立第一中学校の校庭にある。三斎の死を弔った場所でもある。
ちょっとはなれていますが・・・
春光寺(市内古麓町)・・・松井家の菩提寺。松濱軒のおひなさまの持ち主である、松井家の女性たちが眠っています。
八代城
周辺のご案内
 
【松浜軒】
開園時間 9:00〜17:00
       (入園は16:30まで)
入 園 料  大人500円 
       子ども250円
休 園 日  月曜日
所 在 地  八代市北の丸町3−15
電   話  0965−33−0171
駐 車 場  あり
       (図書館と松井神社の間)
場所はこちら
松濱軒の展示案内
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