番号 |
絵画107 |
作者名 |
杉谷行直 |
作者名フリガナ |
スギタニユキナオ |
生没年 |
1790〜1845 |
作品名 |
松鶴図屏風 |
作品名フリガナ |
ショウカクズビョウブ |
制作年 |
江戸時代後期 |
品質・技法・形状 |
紙本著色・屏風装 |
作家・作品解説 |
鮮やかな色彩で松と鶴を描いた吉祥画。大海の白波を背景に、潮風で傾いた「磯馴(そな)れの松」は画面をあふれ、絶妙な位置に丹頂鶴が配されています。現在、屏風は向かって右側の1隻のみが伝来。類例作品から推定すると、失われた左の画面には梅と亀が描かれていたものと思われます。 筆者の杉谷行直は、寛政2年(1790)、今の熊本市に生まれ、矢野派の衛藤良行に入門して御用絵師となりました。息子の雪樵(せっしょう)とともに活躍した行直は、江戸時代後期の矢野派を牽引した重要な絵師でした。弘化2年(1845)没。 本作は、もと御船城主・甲斐家の家老で、のち甲佐手永古閑村の庄屋をつとめた岩永家に伝来、同家の晴れの席を見守ってきました。令和2年度、岩永家より当館へ寄贈。 |
数量 |
6曲1隻 |
出品・受賞暦 |
2020年10月「知られざる肥後の絵師」展出品 |
備考 |
落款「行直(印二顆)」 朱文方印「杉谷」 白文方印「行直之印」 |
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