番号 |
46 |
作者名 |
竹富清嘯 |
作者名フリガナ |
タケトミセイショウ |
生没年 |
1833〜1899 |
作品名 |
競爪図 |
作品名フリガナ |
キョウソウズ |
制作年 |
明治21年(1888) |
品質・技法・形状 |
紙本墨画淡彩・掛幅装 |
法量 |
170.3×62.4 |
作家・作品解説 |
学問を極めるまで爪を切らぬと誓った「長爪梵志(ちょうそうぼんし)」(向かって左)と釈尊(しゃくそん)(右)の対論を描いたものです。「私はすべての主張を認めない」と挑んだ梵志に、釈尊は「では『すべての主張を認めない』というその見解も認めないのですか」と切り返し、世の中には様々な主張があることを無視して自説に固執すれば必ず対立が起きると諭しました。本図における長い爪は、固執の象徴だと思われます。 筆者の竹富清嘯は、天保4年(1833)、八代郡五家荘に生まれ、13歳の頃、熊本に出て豊前屋の主人阿部壺山に画を学びます。結局商売は成功せず、書画で身を建てることを決意、上海に渡って胡公寿に画技を学び、熊本における南画の第一人者となりました。明治32年没、享年67歳。 |
数量 |
1幅 |
出品・受賞暦 |
2020年10月「知られざる肥後の絵師」展出品 |
備考 |
館蔵品目録(一)P14−35 落款「戊子 秋日写 清嘯」 白文方印「印文不明」1.6×1.6(p) 朱文方印「清嘯」1.7×1.7(p) |
分類名 |
美術:近代以前:絵画 |
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