番号 |
3410 |
刊行物番号 |
八代の歴史と文化18『火の君、海を征く!〜古墳からみたヤマトと八代〜』(平成20年) |
作品名 |
小形丸底坩(高島古墳出土) |
作品名フリガナ |
コガタマルゾコカン |
制作年 |
古墳時代(4世紀) |
法量 |
高さ 15.7p |
作家・作品解説 |
高島古墳群出土の土師器 小型で丸底の壺。球形の胴部に直線的に長く伸びる頸部が付いています。器面にはヘラミガキを施し、きわめて薄く仕上げられています。底部には焼成後に故意にあけられた直径約4p程孔があります。これは実用品として使用せず古墳での祭祀用に使用されたことを示しています。
【高島古墳群】 八代平野の西端にある高島山上に所在する高島古墳群。現在は陸続きとなった高島山はかつて八代海に浮かぶ孤島であり、ここに組合せ式の石棺墓を主体部とする4基の古墳が築かれました。高島は石灰岩で構成されていますが、石棺の石材には天草産とみられる砂岩が使用されており、同様の古墳は産島古墳群、大鼠蔵古墳群などでも見られます。このことから、島に立地し石材に砂岩を用いることは八代市内の古墳の特徴といえます。 |
数量 |
1点 |
備考 |
高島古墳出土 |
分類名 |
考古 |
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