作品名 |
網田焼染付山水文水滴 |
作品名フリガナ |
オウダヤキソメツケサンスイモンスイテキ |
制作年 |
江戸時代後期(19世紀前半) |
品質・技法・形状 |
畳付無釉。染付銘「肥後宇土郡網田山製」 |
法量 |
最大径8.9 総高6.3 |
作家・作品解説 |
本作は染付で山水文を描いた水滴。水滴とは、墨をとくための水を入れておくための文房具です。蓋頭頂部の穴を押さえて水を汲みあげる仕組みで、蓋には梅花をかたどったつまみが付きます。梅花の蘂が全て折れてしまっているのが残念ですが、薄い花弁などからは、網田焼らしい極めて繊細な技術を目にすることができます。 |
数量 |
1口 |
備考 |
網田焼は、宇土市網田で焼かれた磁器。江戸時代後期、磁器を生産していた天草の高浜から肥前出身の技術者を招いて開かれた窯で、技巧的な細工物やレベルの高い絵付けを施した染付製品など優れた磁器が生産されました。寛政10年(1798)から藩窯として保護されましたが、文政10年(1827)には民窯に切り替わりました |
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