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収蔵品情報
番号 325
作者名 北八代
作者名フリガナ キタヤヨ
生没年 1908〜1996
作品名 けし
作品名フリガナ キタヤヨ
制作年 昭和45年(1970)頃
品質・技法・形状 油彩・キャンバス・額装
法量 162.0×162.0
作家・作品解説  北八代は、明治41年(1908)八代市本町に生まれる。東京の女子美術専門学校で日本画を学び、熊本県本渡高等女学校、八代高等女学校に勤務。このころ描いた「天草四郎像」は有名。
 その後上京し、叔父北蓮蔵のアトリエに住んで油絵を書き始める。子どものころに見たけし畑の光景が忘れられず、けしの花を描いた作品を多く残す。
 光風会会員、女流画家協会委員。


*****
 子供のとき見た風景で、折々浮かんでくるものがありました。それは黒い板塀の前に真赤なけしの花が咲いている風景でした。
昭和25年、私は叔父北連藏のアトリエに移り住むことになり、油絵を描きはじめました。その頃、時々高島屋でサロン的な展覧会があり、私も出品していました。あるとき、同人の秋元松子さんから、家の庭にけしの花がいっぱいに咲いているときいて、私は震えるような思いでかけつけ、40年ぶりにけしの花にめぐり逢えたのでした。
 その日から私はけしを描きつづけました。背丈以上もあるけし畑にもぐり込んで描きました。けしの花は色も多く、形も色々ですが一日で散ります。
 丁度5年経ったとき、けしは栽培禁止となり、けし畑は根こそぎ掘り返されてしまいました。子供の時の私の思いの赤と黒のコントラストの印象だけでなく、けしの花の精が私を今日まで描きつづけさせているのだと思います。
───北八代 「けし」と「ぶどう」への思い」 
 『北八代画集』より(1994年 北八代画集刊行会発行)
数量 1点
出品・受賞暦 2022「ようこそ美術の森へ」44
備考 館蔵品目録(一)P66−11
分類名 美術:現代:現代美術
著作権 あり

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