番号 |
324 |
作者名 |
北八代 |
作者名フリガナ |
キタヤヨ |
生没年 |
1908〜1996 |
作品名 |
ぶどう |
作品名フリガナ |
キタヤヨ |
制作年 |
昭和45年(1970) |
品質・技法・形状 |
油彩・キャンバス・額装 |
法量 |
112.2×162.5 |
作家・作品解説 |
北八代は、明治41年(1908)八代市本町に生まれる。東京の女子美術専門学校で日本画を学び、熊本県本渡高等女学校、八代高等女学校に勤務。このころ描いた「天草四郎像」は有名。 その後上京し、叔父北蓮蔵のアトリエに住んで油絵を書き始める。子どものころに見たけし畑の光景が忘れられず、けしの花を描いた作品を多く残す。 光風会会員、女流画家協会委員。
***** もとの私の家の近く、自然教育園の隣に、親しくしていただいたお宅があり、そこの御庭に一本のぶどうの木がありました。白い棚いっぱいに枝は広がり、小さな白い花が咲き、緑の点々になったかと思ううち、ぶどうの実がふくらみ、一寸見ぬ間に色づきはじめます。緑、青、赤、朱、紫、黒、チューブから押し出したばかりの絵の具がぶどうになっていきます。私は之は宝石だとわかりましたので、キャンバスの袋にいれました。いくつもいくつも袋ができました。そのぶどうの木は、今はもうありません。
───北八代 「けし」と「ぶどう」への思い」 『北八代画集』より(1994年 北八代画集刊行会発行) |
数量 |
1点 |
備考 |
館蔵品目録(一)P66−10 |
分類名 |
美術:現代:現代美術 |
著作権 |
あり |
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