番号 |
21 |
作者名 |
竹富清嘯 |
作者名フリガナ |
タケトミセイショウ |
生没年 |
1833〜1899 |
作品名 |
瓶花図 |
作品名フリガナ |
ヘイカズ |
制作年 |
明治27年(1894) |
品質・技法・形状 |
紙本墨画淡彩・掛幅装 |
法量 |
135.6×59.1 |
作家・作品解説 |
奇怪な太鼓石(たいこせき)や花瓶に挿した花。手前に描かれた霊芝(れいし)と百合根(ゆりね)と柿は、「百事如意(万事願いがかなう)」という意味を持ちます。これを、あえてヘタウマに描くのが南画の特徴です。その源流にあたる中国「南宗画(なんしゅうが)」の画家は、技巧的な職業画家の絵(北宗画)を嫌い、絵画に詩書の気を求め、麻布をほぐしたような柔らかい描線を好みました。 筆者の竹富清嘯は、天保4年(1833)、八代郡五家荘で生まれ、13歳の頃、熊本に出て豊前屋の主人阿部壺山(あべこざん)に画を学びます。その後も書画の道に精進、上海に渡って名匠・胡公寿(ここうじゅ)に画技を学び、熊本における南画の第一人者となりました。明治32年(1899)没、享年67歳。 |
数量 |
1幅 |
出品・受賞暦 |
2023年2月「知られざる肥後の絵師2023」展出品14 |
備考 |
館蔵品目録(一)P10−10 落款「甲午秋日偶画於日易城(日出城)客舎併題明詩清嘯道人」 白文方印「半〓(火へんに主)名香」 朱文方印「清嘯」 |
分類名 |
美術:近代以前:絵画 |
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