番号 |
798 |
作者名 |
無銘 西垣勘四郎(二代) |
作者名フリガナ |
ムメイ ニシガキカンシロウ(ニダイ) |
生没年 |
1639〜1717 |
作品名 |
二引象嵌鐔 |
作品名フリガナ |
ニビキゾウガンツバ |
制作年 |
江戸時代前〜中期(17〜18世紀) |
品質・技法・形状 |
山金地 竪丸形 土手耳 両櫃孔 金銀彫込象嵌 |
法量 |
縦8.3 横7.8 |
作家・作品解説 |
山金地(不純物の混じった銅)に二引文を鋤出彫りにし、唐草文を金彫込象嵌した鐔です。周りを一段高くして土手耳にし、唐草文を銀彫込象嵌しています。地には平らな鏨跡を残して変化をつけ、この部分に黒漆をかけています。 西垣勘四郎(吉弘・1613〜1693)は、細川家が豊前から肥後に入国した際、八代城に入った細川三斎につき従ってきた職人の一人です。豊前中津に生まれ、平田彦三の弟子となりました。相伝免許を得て独立し、彦三の死後は熊本職人町に移りました。 二代勘四郎(永久・1639〜1717)は、藩主の命により京都の後藤顕乗家に数年入門しており、洗練されたデザイン感覚を持っています。本作品は、この永久の作と考えられています。 |
数量 |
1枚 |
出品・受賞暦 |
2023名品選 2018常設「肥後鐔鑑賞入門」 |
備考 |
館蔵品目録(一)P50−34 箱蓋裏墨書銘「鐔 西垣勘四郎作/山金地竪丸形鋤出高彫/両櫃金銀唐草/彫込象嵌/光正(印)」 160.0g |
分類名 |
金工 |
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