番号 |
広島加藤8-03 |
作品名 |
蛇目紋黒羅紗陣羽織(伝加藤清正より拝領) |
作品名フリガナ |
ジャノメモンクロラシャジンバオリ |
制作年 |
桃山時代〜江戸時代前期(17世紀) |
品質・技法・形状 |
黒羅紗地 肩縫のない一枚もの 蛇目紋を緋羅紗、白羅紗で切嵌 襟裏地は萌葱襷文金襴地 襟立上りに白木綿レースを縫付 胸紐は革製 ボタンは象牙製 |
法量 |
身丈80.0p 肩幅75.0p 裾幅96.0p |
作家・作品解説 |
南蛮貿易によってもたらされた羅紗は、戦国時代の武将にもてはやされ、陣中で着る陣羽織に好んで用いられた。 本品は、加藤清正からの拝領品として広島加藤家に伝来した陣羽織である。黒羅紗地に緋と白の羅紗により、加藤家の家紋である蛇目紋を嵌めこんでいる。身頃がゆったりとして、桃山時代特有のおおらかさを漂わせていることから、清正より拝領の伝承は信じてよいだろう。とくに襟周りにほどこされた白木綿のレースも舶来品で、当時流行した南蛮趣味にあふれた一領である。
(平成22年度夏季特別展覧会「華麗なる西山宗因 八代が育てた江戸時代の大スター」展示図録 53) |
数量 |
1領 |
出品・受賞暦 |
2023名品選 平成22年度夏季特別展覧会「華麗なる西山宗因 八代が育てた江戸時代の大スター」/平成24年度秋季特別展覧会「入城四〇〇年記念 八代城主・加藤正方の遺産」 |
備考 |
広島加藤家資料(平成22年度寄贈) |