番号 |
宗因028 |
作者名 |
西山宗因 |
作者名フリガナ |
ニシヤマソウイン |
生没年 |
1605-82 |
作品名 |
西山宗因発句入自筆書状 |
作品名フリガナ |
ニシヤマソウインホックイリジヒツショジョウ |
制作年 |
寛文13年(1673) |
品質・技法・形状 |
紙本墨書 切紙 掛幅装 |
法量 |
縦 14.8p 横 40.1p |
作家・作品解説 |
『西山宗因全集』巻6、「補訂 書簡1」に収録。 八代が輩出した江戸時代前期の偉人、連歌師・俳諧師西山宗因(1605-82)の自筆書状。内容から寛文13年(1673)6月14日、宗因68歳時のものと考えられる。 本資料の独特の流麗な筆跡は宗因自身の手に間違いなく、すでに『西山宗因全集』巻6「補訂 書簡1」には全文が翻刻掲載されている。 当時、大坂天満宮連歌所宗匠を務める傍ら、俳諧師としても活躍していた宗因は、この年大坂から堺、伏見、伊勢へと活発に周遊している。本資料は行動の詳細や各地での俳諧発句も記されており、この時期の宗因の活動を知る上で極めて重要な資料。
(翻刻) 一、あまり去年より歩行不仕蟄居、 気晴しに先伏見へ十六日に罷上 申候、暑気別の事も無御座候に、勢州へ 春の時分より招申方御座候間、 直ニ可参かと存候、大坂には 盆前に帰可申候、准松迄も 一伝頼存候、手前少閙存候而 早々、恐惶謹言 西山翁 六月十四日 宗因(花押)
此程堺へ参、会にあひ申候 上に猶あまりて其竹わか葉哉 万代仕合よしにて 夏向や砌に当て泉なだ 御影開 おほみきやおさむる手には梅の実 又年寄筋の人 年寄の根ざしや暑き若茄子 当地にて 松風とめされて来り夏座敷 津国の小屋形涼し迎舟 此四五会ならでは当年会にあひ 不申候、うとうとしき事候、只今 童の絵の賛と申人にて即興 童の作何かはくるし軽口じや
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数量 |
1通 |
出品・受賞暦 |
2023名品選 |
備考 |
令和4年度寄贈(八代市立博物館友の会より) |
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