100点余りの作品で高浜焼の全貌に迫る!
八代市立博物館では、毎年春に各地の美術館・博物館が所蔵する魅力あるコレクションによる特別展覧会を開催しています。今回は、天草市の上田陶石合資会社・上田資料館のご協力により、江戸時代肥後の陶磁史に大きな足跡を記した高浜焼の名品を一堂にご紹介いたします。
高浜焼は宝暦13年(1763)肥後国天草郡高浜村(天草市天草町高浜)で、高浜村庄屋上田伝五右衛門(1733〜1794)によってひらかれた磁器窯です。高浜焼の原料となっている天草陶石は現在でも国内最高品質の白磁原料として知られています。
高浜焼は、肥後細川藩窯網田焼をはじめ、江戸時代肥後の諸窯に大きな影響を与えました。しかしながら、その作品の歴史、変遷は全く謎に包まれていました。
本展覧会は、平成19年度から20年度にかけて熊本、佐賀、長崎の専門家により行なわれた共同研究(西田記念東洋陶磁史研究基金交付)による上田資料館所蔵陶磁器調査の成果をもとに、初めて世にその全貌を明らかにします。高浜焼の名品が一堂に展示されるこの機会に、その美の世界を堪能していただければ幸いです。
■休館日 |
4月30日(火)、5月7日(火)、5月13日(月)、5月20日(月)、5月27日(月)
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■開館時間 |
9:00〜17:00(入館は16:30まで) |
■入館料 |
一般 500円(400円) 高大生 300円(240円)
*( )内は20名以上の団体(2割引) *中学生以下は無料
*5月5日(日・祝)「こどもの日」は無料開館
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会期中の催し物
博物館講義室にて 聴講無料 申込不要(展覧会観覧には入館料が必要です)
■特別講演会
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5月11日(金)14:00〜15:30
「高浜焼―それは郷土の未来をかけた挑戦だった」
講師 福原 透 (八代市立博物館未来の森ミュージアム副館長)
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