妙見祭の華・笠鉾を一基分まるごとバラして展示!
平成23年(2011)に国指定重要無形民俗文化財となった八代妙見祭。旧城下町を中心とした町々から出される出し物の多彩さが特徴ですが、これまで絶えることなく受け継がれてきたことが高く評価されての「無形民俗文化財」指定でした。今回の展覧会は、現在に至るまでコミュニティーの核として各町で大切に保存されてきた笠鉾にスポットをあて、なぜ今日まで受け継いでくることができたのかを考えようというものです。
毎年、妙見祭のたびに組み立て・解体をしている笠鉾。クギを使わずに組み立てる部材の数は200個から300個もあります。もともと笠鉾は簡素なつくりだったのですが、豪華になったがゆえに作り替えが困難になり、結果として江戸時代後期の姿を今に残しています。部材に記された修理の記録や町の人たちの名前。それらからは、笠鉾を保存継承するために注がれた人々の熱意が感じられます。
今回の展覧会では笠鉾一基分の部材をバラバラにしてすべて紹介します。普段決して見ることのできない笠鉾の内側に注目してください!
【展示作品リスト】
出品リスト(PDF)
【展覧会チラシ】
展覧会チラシ(PDF)
|