八代市立博物館未来の森ミュージアム-イベント案内-

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企画展「未来の森ミュージアムコレクション　知られざる肥後の絵師」　2020年10月13日～11月29日

【秋季特別展覧会の中止について】
　博物館では、秋季特別展覧会の開催に向けて準備を進めてまいりましたが、去る7月4日の豪雨災害により、出品予定作品の所在地が一部被災されたことから、また、市として被災地の復旧事業を優先するため、展覧会を中止することといたしました。被災された皆様に対しましては心よりお見舞い申し上げますとともに、展覧会を待望される皆様にはご理解を賜りたく存じます。

かわりに、当館が所蔵する見ごたえある絵画作品を展示します！

■心安らぐひとときを博物館で！
　芸術作品は人の心をいやし、新たな活力を与えてくれるものです。本展は、未来の森ミュージアムコレクションのなかから、普段公開する機会の少ない絵画作品を展示します。

■見ごたえある館蔵の絵画作品をズラリ！
　今回は、江戸時代から明治・大正時代まで、激動の肥後・熊本で活躍した絵師たちを、その代表作とともに紹介します。雪舟を範とした矢野派の生命力あふれる山水、モノの質感や動きなどリアリズムを追求した近代の日本画、また球磨川流域の名勝を描いた「球峡図(きゅうきょうず)」や博物学の流行に伴って制作された植物図など、知られざる肥後の絵師たちによる魅惑の作品が並びます。
　コロナ禍(か)に伴う自粛、そして災害復興に向け市民一丸となって努力を重ねるなか、博物館を訪ねてくださる皆様にとって、郷土を愛した絵師たちとの出会いが心やすらぐひと時となり、日常を取り戻すきっかけとなれば幸いです。

（左）「球峡図屏風」福島峯雲筆【№13】　（中）「花鳥図」近藤樵仙筆【№12】　（右）「円通大師像」福田太華筆【№7】

「富士三保清見寺図」矢野雪叟筆【№1】

「草花果実図」矢野良勝筆【№16】

出品リスト

№	作品名	員数	作者・品質形状	時代	所蔵
1	富士三保清見寺図	1幅	矢野雪叟（1714－1777）筆紙本墨画　掛幅装	安永3年（1774）	本館蔵
2	山水長巻	1巻	矢野良勝（1760－1821）筆紙本墨画淡彩　巻子装	江戸時代後期	本館蔵
3	謡之文句	1幅	衛藤良行（1760－1823）筆紙本著色　巻子装	江戸時代後期	本館蔵
4	松鶴図屏風	6曲1隻	杉谷行直（1790－1845）筆紙本著色　屏風装	江戸時代後期	本館蔵
5	伊勢神宮遷宮図	1幅	杉谷雪樵（1827－1895）筆絹本著色　掛幅装	明治17年（1884）	本館蔵
6	矢野家累代印譜集	1幅	紙本朱印　折本装	文政7年（1824）	本館蔵
7	円通大師像	1幅	福田太華（1796－1854）筆絹本著色　掛幅装	江戸時代後期	本館蔵
8	芙蓉に鴛鴦図	1幅	佐々布篁石（1817－1880）筆絹本著色　掛幅装	安政6年（1859）	本館蔵
9	競爪図	1幅	竹富清嘯（1833－1899）筆紙本墨画淡彩　掛幅装	明治21年（1888）	本館蔵
10	鯉魚図	1幅	雲林院蘇山（1837－1914）筆絹本著色　掛幅装	明治40年（1907）	本館蔵
11	楊柳観音像	1幅	高橋廣湖（1875－1912）筆絹本著色　掛幅装	明治時代	本館蔵
12	花鳥図	1幅	近藤樵仙（1866－1951）筆絹本著色　掛幅装	明治～大正時代	本館蔵
13	球峡図屏風	6曲1双	福島峯雲（1877－1948）筆絹本墨画　屏風装	大正7年（1918）	本館蔵
14	犬追物図絵巻	1巻	狩野養長（1815－1875）筆紙本著色　巻子装	天保5年（1834）	本館蔵
15	昆虫写生図	1幅	細川重賢（1720ー1785）筆紙本墨画部分彩色　掛幅装	江戸時代中期	本館
16	草花果実図	1巻	矢野良勝（1760－1821）筆紙本著色　巻子装	江戸時代後期	本館蔵

■展覧会期	令和2年（2020）10月13日（火）～11月29日（日）
■会　　場	本館２階特別展示室
■休館日	10/19（月）・26(月）・11/2（月）・9（月)・16（月）・24日（火）
■開館時間	9：00～17：00（入館は16：30まで）
■観覧料	八代市在住、市内に通勤・通学している人は観覧無料上記以外　一般310円（240円）　高大生200円（160円）（　）内は20名以上の団体料金中学生以下は無料障がい者手帳をご提示の方は無料 *11月3日（火・文化の日）は無料公開（どなたでも観覧無料）
■主　　催	八代市立博物館未来の森ミュージアム