平成11年度秋季特別展覧会 八代の歴史と文化9
彩発見 さいはっけん
―よみがえる江戸の装い―
平成11年(1999)10月2日(金)〜11月3日(祝) |
■松井家の身辺を彩った工芸の粋!
八代市にある財団法人松井文庫は、江戸時代肥後熊本藩の家老を務め、約220年にわたって八代城守衛の任にあたった松井家に伝来する歴史的文化的遺産を保有しています。
本館では、平成7年度から4ヵ年をかけ、同文庫に所蔵される未公開美術工芸品の調査を行いました。その結果、小袖や上下(かみしも)など衣装類、かんざしや煙草入れなど装身具、婚礼調度を含む漆工品など、多数の工芸品が新たに確認されました。
それらは、江戸時代後期の武家文化の一端を鮮やかに再現してくれるだけでなく、染織・金工・漆工などさまざまな技法、および絹・麻・羅紗・更紗・革、象牙・鼈甲・珊瑚・琥珀、金・銀・赤銅・素銅など、さまざまな素材によって、彩られており、わが国の工芸技術の多様さと繊細さをうかがわせてくれます。
本展では、これらの資料によって浮かび上がった松井家の一側面を紹介するとともに、その身辺を彩った工芸の粋を堪能していただこうというものです。
◆出品リスト(PDF)◆
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■休館日 |
毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)
*11月3日(祝)の文化の日は無料開放日です |
■開館時間 |
9:00〜17:00(入館は16:30まで) |
■入館料 |
一般600円 高大生400円 小中生200円
20名以上の団体は2割引
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特別講演会
いずれも13:30〜15:00 八代市立博物館講義室 ※聴講は無料
■特別講演会 平成11年10月30日(土)13:30〜
「キモノの文様―その登場と背景―」 講師 丸山伸彦氏(国立歴史民俗博物館教授)
■展示解説 平成11年11月6日(土)13:30〜
「幕末服飾事情―松井家の場合―」 講師 山ア摂(当館学芸員)
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「彩発見 よみがえる江戸の装い」展覧会図録 発売中(1,500円)

B5版・134頁・1500円(送料300円)・440g
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財団法人松井文庫が所蔵する小袖・帷子・上下等の衣装類、印籠・煙草入・紙入・筥迫・かんざし等の装身具、婚礼調度一式など、江戸時代後期の松井家の人々の身辺を彩った工芸品163件を収録。
郵送での購入をご希望の方は、書名・冊数・送付先・電話番号を明記の上、現金書留にて代金1,500円(現金)と郵送料300円(切手)を八代市立博物館までお送りください(〒866-0863 熊本県八代市西松江城町12-35)。2冊以上お求めの場合は送料が異なりますので、事前に電話0965-34-5555にお問い合わせください。 |

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