■武蔵と松井家と八代
剣の達人として有名な宮本武蔵(1584〜1645)は、寛永17年(1640)肥後細川藩に身を寄せ、57歳から62歳で亡くなるまでの最晩年の日々を熊本で送りました。当地で描かれた水墨画は、「鵜図」など4点が国の重要文化財に指定され、第一級の芸術家として認められています。また、『五輪書』などの著述から、理論家であり思想家であったことも知られ、多芸多才な人物像が浮かび上がってきます。
平成15年にはNHK大河ドラマで宮本武蔵が取上げられ、全国的な関心が集まったことから、武蔵ゆかりの本県としてこれを契機に肥後熊本と武蔵を全国的にアピールするために、武蔵に関する作品・資料を収蔵している熊本県立美術館・財団法人島田美術館・八代市立博物館未来の森ミュージアムが共同して、同時に『熊本三館共同企画・宮本武蔵展』を開催する事になりました。
武蔵に関係に深かった細川家の財団法人永青文庫、松井家の財団法人松井文庫などのご協力を得て、武蔵関連の美術作品、関連の歴史送ソの数々をご紹介します。
◆出品リスト◆
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