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八代市の文化財
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第2常設展示室

武器・武具(2002年)
 平成14年7月9日〜8月12日
 松井文庫所蔵の甲冑、弓具、馬具など武家の表道具を紹介。
陣備図  甲冑  弓具
【今回の見どころ】
 江戸時代中期(18世紀中頃)に描かれた陣備図(pdf)は全11幅(各縦141.0p 横142.0p)からなり、松井氏を中心とした軍隊の編成を描いたもの。11幅中約5600人の人物が描かれており、指揮官・鉄砲隊・鑓隊・弓隊・補給・工兵部隊などさまざまな役割の人物が書き込まれている。
 興味深いことは、武士の石高つまり給料に応じて従者の数が書き分けられており、例えば三百石取なら12人、百五十石なら6人というように、その階級が一目でわかるようになっている。巨大な階級図でもあるこの図は、現代の組織社会に生きる人には、なんとも身近に感じられる。しかも、この図の中に描かれているのは武士だけではない。武士に従う者は多くが一般人であるし、医者や大工などもいる。つまり、今八代に生きている人の祖先の何人かは必ずこの図の中にいるはずだ。そういう見方も面白いかもしれない。
 江戸時代の八代城は、松井氏直属の家臣団と、熊本藩から八代城に配属された武士によって警護されていた。この図には、この両者に加え、熊本藩所属の武士も加わっている。つまり、八代市職員、熊本県八代事務所職員、熊本県職員が一緒になって、巨大軍隊マスゲームをしている図といえばわかりやすいだろうか。いずれにせよ、当時の社会構造や肥後藩における軍制のあり方が具体的にわかる好資料である。
 全11幅のうち、6幅(前右備図、後左備図、左遊軍、左脇備図、右脇備図、右荷駄備図)を展示している。
【出品リスト】
1   陣備図(pdf)
2   黒漆尖笠形兜
3   伊予札縫延革包胴具足
4   栗色革包紺糸ヒ向紅糸威具足
5   百矢台
6   黒漆塗籐巻弓
7   矢
8   矢籠
9   逆頬盞
10  土俵空穂
11  矢衾
12  犬追物図
13  流鏑馬図
14  扇面散文蒔絵鞍・鐙
15  蔦に猿蒔絵鞍
16  黒漆塗御紋入鐙
17  梨子地三ッ御紋鐙
18  鱗文銀象嵌鐙
19  波に千鳥文象嵌鐙

江戸時代中期  全11幅のうち6幅
江戸時代     1頭
江戸時代     1領
江戸時代初期  1領    細川忠利、三斎より拝領
江戸時代     1対
江戸時代     4張
江戸時代     1箱
江戸時代     1対
江戸時代     1腰
江戸時代     1穂
江戸時代     1双
江戸時代後期  1幅    甲斐良郷筆
江戸時代末期  1面
室町時代     1具    蒔絵は江戸時代
江戸時代     1背
江戸時代     1足
江戸時代     1足
江戸時代     1足
江戸時代     1足


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