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八代市の文化財
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第2常設展示室

宸翰と古筆 優美なる書の世界
平成30年(2018)9月4日(火)〜10月14日(日)
八代城主松井家伝来の書の名品16点一挙公開!
 旧八代城主松井家に伝来した文化財には、天皇直筆の書である「宸翰(しんかん)」や有名歌人らの筆跡である「古筆(こひつ)」など、すぐれた書蹟作品が多く含まれています。
 これらの作品は、鑑賞するためのものであることはもちろん、所持すること自体が家の由緒と家格を示す大切な存在でもありました。今回は、松井家伝来の宸翰と古筆あわせて16点を展示し、その魅力を紹介します。
出 品 作 品 筆者 時代
「龍虎」大字 後陽成天皇 桃山〜江戸時代(16〜17世紀)
源氏物語抜書懐紙 伝 後宇多天皇 鎌倉時代(13〜14世紀)
二首和歌豆色紙 伝 後醍醐・後円融天皇 南北朝時代(14世紀)
禅語仮名著語 伝 後柏原天皇 室町時代(16世紀)
「花鳥の」和歌懐紙 後水尾天皇 江戸時代前期(17世紀)
「桜ちる」和歌懐紙 後水尾天皇 江戸時代前期(17世紀)
「今日といへば」和歌小色紙 明正天皇 江戸時代前期(17世紀)
三十六人歌合切 霊元天皇 江戸時代前期(17世紀)
「見るとなき」和歌懐紙 霊元天皇 江戸時代前期(17世紀)
10 古筆手鑑 伝 聖武天皇 ほか 江戸時代(17〜18世紀)作成
11 古筆手鑑 伝 聖武天皇 ほか 江戸時代(17〜18世紀)作成
12 名家歌集切 伝 紀貫之 平安時代(11世紀)
13 後拾遺集切 伝 源俊頼 鎌倉時代(13世紀)
14 和歌小色紙 伝 源頼政 鎌倉時代(13世紀)
15 伝頼朝仮名消息 伝 源頼朝 鎌倉時代(13世紀)
16 足利尊氏書状 足利尊氏 正平3年(1348)
 どんな人が書いたのか、どんなことが書かれているのか、会場にお越しいただくとわかります。高貴な人々の優美で気品ある書の世界をお楽しみください。

作品番号2 「源氏物語抜書懐紙」
 後宇多天皇(1267〜1324)の書と伝えられている懐紙です。『源氏物語』の第十一巻「花散里(はなちるさと)」の一節が抜書きされています。
「おほさるゝなけれは 我も人もなさけを かはしてすくし給 様なりそれをあひ
 なしと思人はとにかくに ことはり世のさがと思 なし給つゝさるにつけても
 にくからす夜のかき □もさやかにてかはりに けるなるべし」

作品番号13 「後拾遺集切」
 平安時代後期の歌人・源顕基の歌一首を記したもので、本作品は平安時代後期の歌人・源俊頼の筆跡として伝来しています。
「後一条院うせさせたまひて よの中はかなくおほしけれは 法師になりて横川にこも
 りゐて 上東門院によりとハ せたまひたりけるに
      前中納言顕基
 よをすてゝ山にいりにし 身なれともなをこひしきハ  むかしなりけり」


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