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八代市の文化財
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第2常設展示室

室内の彩り〜屏風絵の世界〜

 旧八代城主松井家に伝来した屏風(びょうぶ)4点を展示します。
 屏風とは、部屋の仕切りや装飾に用いる家具のことで、木の枠に紙または布を貼ったものを、2枚、4枚、6枚、8枚とつなぎ合わせ、折りたためるようにしたものです。1対になるのが普通で、これを1双(いっそう)と数えます。「風を屏(ふせ)ぐ」という言葉に由来します。
 日本では、正倉院に伝わる「鳥毛立女屏風」が現存するもっとも古い屏風といわれており、安土桃山時代から江戸時代にかけて、金地のきらびやかな屏風が作られ、城郭の室内を飾りました。
出 品 作 品 品質・形状 時 代
竹に千鳥図屏風 土佐派 紙本金地著色 屏風装 六曲一双 江戸時代前期(17世紀)
薄図屏風 狩野派 紙本金地著色 屏風装 六曲一隻 江戸時代前期(17世紀)
老松に瀧図屏風 矢野派 紙本金地著色 屏風装 六曲一双 江戸時代前〜中期(17〜18世紀)
一日亭春秋真景図屏風 杉谷雪樵筆 紙本著色 屏風装 六曲一双 江戸時代末期(19世紀)
 松井家に伝来するこれらの屏風は、部屋の格式や季節に応じて、松井家の屋敷や八代城内を飾ったものと思われます。「一日亭春秋真景図屏風」は、熊本城二の丸にあった松井家の別邸を描いたもので、一方の春景図は庭内から熊本西方面(金峰山方向)、もう一方の秋景図は庭園の奥から眺めた屋敷の様子を描いています。室内の襖絵や部屋ごとに活けられた花まで精緻に描かれています。
 絵の中に入りこんだ気になって、当時の室内空間をお楽しみいただけると思います。

「老松に瀧図屏風」(六曲一双のうち右隻)

「一日亭春秋真景図屏風」(六曲一双)


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