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八代市の文化財
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第2常設展示室

描かれた妖怪たち

 近頃、"妖怪"がはやっていますね。じつは今にはじまったことではありません。江戸時代にもあった妖怪ブームが生み出した作品が八代城主を勤めた松井家にも残されています。江戸時代のユーモラスで、ちょっと哀愁ただよう?妖怪たちの姿をお楽しみください。
作品名 作 者 品質・形状 法 量 時 代
幽霊図 不明 紙本淡彩 掛幅装 1幅 縦122.1p 横31.0p 江戸時代末期
百鬼夜行図 尾田郷澄 紙本著色 巻子装 1巻 縦25.6p 長さ1850.0p 天保3年(1832)
化物婚礼絵巻 岡義訓 紙本著色 巻子装 1巻 縦26.0p 長さ1440.0p 文久3年(1863)

「百鬼夜行図」より「白うかり」「山親父」「胴面」「いが坊」

「化物婚礼絵巻」より「盃の図」
百鬼夜行図
 この絵巻の巻頭には、行灯を中心に人々が集まり百物語をしているところが描かれています。百物語とは、100本の蝋燭や行灯の灯心を用意し、怪異な話を一話終えるごとに蝋燭や灯心を消していくもので、最後に本当の怪異がおこるといわれます。この絵巻は百物語をしている人々の図に続き、58種の妖怪たちが順次登場します。「のっぺらぼう」や「ぬらりひょん」といったおなじみの妖怪に加え、「いそがし」や「どふもこふも」など現代にもいそうな妖怪がいて、楽しい作品です。作者の尾田郷澄は、細川家の御用絵師矢野派に属した八代の絵師です。
Night Parade of a Hundred Demons
 Oda Gocyo  Handscroll,color on paper 25.6×1850.0 Dated 1832 (Tenpo 3)

化物婚礼絵巻
   タイトルどおり、化物カップルの出会いから結納、結婚式、出産までを描いたもので、登場するのは全て化物。例えば、化物の新婦が乗った籠の担ぎ手も化物、籠も化物、生まれたばかりの赤ちゃんももちろん化物、という風に。最後は、朝日がのぼり、化物たちがあわてて逃げ出す様子が描かれています。くすりと笑いながら見ることのできる作品です。巻末に岡義訓という名が記されていますが、どのような人物かは不明です。
A Wedding of Ghouls
 Oka Yoshikuni  Handscroll,color on paper 26.0×1440.0 Dated 1863 (Bunkyu 3)


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