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八代市の文化財
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第2常設展示室

女性たちの暮らし〜婚礼調度・衣装・装身具など〜
平成15年2月18日〜3月23日

 弥生三月はお雛様の季節。
八代でも松浜軒に飾られる江戸時代のお雛様が有名です。
 松浜軒での「お雛さま」展示に合わせ、松井文庫コーナーでは、
松井家ゆかりの女性たちの身辺を飾った
衣装や髪飾り、化粧道具や遊び道具、教養を身につけるための道具など、
当時の暮らしぶりを多角的に紹介します。
伊勢物語第六段 芥川の場面
「伊勢物語絵巻」より 守親筆 
江戸時代後期  松井文庫所蔵
 右の作品は、松井文庫にある「伊勢物語絵巻」の一場面。狩野派の守親という絵師による繊細優美な作品です。これを納める箱に「梅珠院様御遺物拝領」とあり、梅珠院という人の遺品として松井家に伝わったことがわかります。 
 梅珠院とは、細川家十代藩主斉茲(なりしげ・1759〜1835)の娘、こう姫(1823〜26)のことで、現在残っている肖像画を見ると、賢そうな顔をした可愛らしい女の子だったようです。教養あふれる美しい娘に育つことを願って、このような絵巻が準備されたことが想像できます。松井家では、この絵巻を「笹御紋嫁入道具」の一具として大切にしてきました。
「白玉かなにぞと人の問ひし時、露と答へて消えなましものを」
 左は松井家の家紋である三ツ笹紋(九枚笹紋)を蒔絵した婚礼調度。化粧道具や文房具、棚や机など、さまざまな種類があります。
 これだけの数が揃っているのはめずらしいことです。
 右の煙草盆は、細川11代藩主斎樹(なりたつ・1789〜1826)の夫人、蓮性院(1785〜1861)の遺品。前面の若菜に花籠の文様は、「源氏物語」第34「若菜上」で、玉鬘が光源氏に若菜を献上する場面を示す、というように各面とも源氏物語に基づく文様で飾られています。


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