平成15年9月30日〜11月3日 |
江戸時代八代城は、肥後南部の軍事拠点で、城主松井家には、軍事力の保持が義務付けられていました。松井家に残る陣備図・武器・武具など20点余りを展示します。 |
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見どころ(その1)
松井家当主所用の兜や具足
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銀箔押尖笠形兜
ぎんぱくおしとがりかさなりかぶと
桃山時代(16世紀)
この兜は、松井家初代康之が奥州出陣の褒美として豊臣秀吉から拝領した名誉の兜です。兎の耳形の飾りが特徴です。 |
見どころ(その2)
鉄炮や大砲 |
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火矢筒
ひやづつ
江戸時代後期(19世紀)
棒火矢と呼ばれる火矢を打ち上げる大砲で、焼夷弾のような効果があったといいます。武州(埼玉県川口市)の鋳物師増田安次郎によって製作されました。安次郎は幕末に活躍した鋳物師で、多くの大型砲を手がけています。 |
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見どころ(その3)
描かれた軍事組織図 |
陣備図
じんぞなえず
11幅
江戸時代中期 享保20年(1735)頃カ
八代城主松井家を大将とする軍事組織を描いたもので、全部で11幅の掛軸からなっています。役職や身分が視覚的にわかるようになっていて、当時の軍事編成のあり方が伺われます。 |
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出品リスト
解説シート(pdf)
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