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八代市の文化財
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第2常設展示室

女性たちの暮らし〜婚礼調度・衣装・装身具など〜
平成16年2月17日〜3月28日
〜城下町やつしろのお雛祭り共催〜
 「お雛祭り」のシーズンにあわせ、松井文庫所蔵品の中から
女性にゆかりの品々を展示します。
城下町「やつしろ」のお雛祭り 松浜軒
 
展示風景
展示作品紹介
<藤につばめ文様掛下帯>
秋冬用の着物を着る時に締める帯
豪華な刺繍がほどこされています。
<藤につばめ文様花笄(こうがい)>
鼈甲(べっこう)でできた美しい笄飾り
笄の先に通して髪にさしました。
 <武家女性の装い>
小袖と帯(秋冬用と夏用)
解説シート(pdf)
<身の回りの調度品>
桜の樹を青貝細工であらわした机
化粧道具を入れる十二手箱
<婚礼道具のシンボル>
貝覆(かいおおい)
解説シート(pdf)
<古典文学に親しむ>
室内空間を彩る源氏物語図屏風
解説シート(pdf)
源氏物語図蒔絵煙草盆
解説シート(pdf)
<御所解文様の小袖>
紅、もえぎ、あさぎ、紫など
色鮮やか

<古典文学に親しむ>
伊勢物語絵巻
解説シート(pdf)
<アクセサリー>
さまざまなかんざし

<アクセサリー>
化粧ポーチや小物入
婚礼調度(こんれいちょうど) 
松井家の家紋である三ッ笹紋を金の蒔絵であらわした婚礼調度。
51種が現存しており、一年に一度この時期だけ、全部を展示。

壮観です。
御所解文様(ごしょどきもんよう)
  江戸時代の武家女性たちは、古典文学が大好き!
 衣装の柄にも、古典文学(物語や和歌)を題材にした文様がたくさん使われています。

 けれど、文様として表されているのは、登場人物の持ち物など一部だけ。
 つまり、その話の内容をわかっていないと、何の意味だかわからないのです。

 御所解文様とは、こうした文様の衣装をさして、明治以降そう呼ぶようになったものです。
 御所(=朝廷=貴族)風の雅な謎解き文様といった意味でしょう。
 
 さて、下図は展示されている衣装の一部です。
 何の物語を題材にしているのでしょう? 答えは、展示室でお確かめください。
水辺に橋がかかっている。
杜若(かきつばた)が咲いている。
冠が置かれている。
左にあるのは御所車(ごしょぐるま)
右にあるのは、蓑(みの)と笠(かさ)
お屋敷の縁側
庭に虫かご
菊の花が咲いている。
硯と筆が置かれている。
答えが気になって眠れない方
デートのときに点数あげたい方
どーうしても来れない方

は、こちらをごらんください
松井家ゆかりの女性たち
 現在、松井文庫に女性ゆかりの品として、最も多くの遺品が残っているのは、松井家10代目章之公(1813〜87)の夫人・琴(1813〜48、貞操院)とその娘たちの時代のものです。
 松浜軒に飾られるお雛さまも、琴夫人のもの(天保10年製)、琴夫人の娘加屋姫のもの(天保11年製)、琴夫人の孫娘のもの(元治2年製)などです。
 
 琴夫人は、遠い下野国にある茂木藩の藩主細川家ゆかりの姫で、天保9年(1838)に江戸を発ち、八代へ輿入れしました。 その遺品には、「江戸より持ち越し」「江戸のお母上様より拝領」と書かれた包み紙に入っているものがあります。ふるさとを遠く離れた心細さを、おおいに慰めてくれる品だったことでしょう。
 琴夫人の肖像画は残っていませんが、その法名(亡くなってからつけられる名)は「貞操院賢室慈誠」といい、人柄がしのばれます。
貞操院の遺品
定家文庫(化粧道具を入れる巾着袋) 桜の樹を青貝細工であらわした机

松井家の女性たち
松井家略系図(pdf)
解説シート
貞操院ゆかりの品(pdf)
 そのほか、髪飾り(櫛やかんざし)や筥迫(はこせこ、懐紙や小物を入れる)、化粧道具を入れる十二手箱、古典の勉強になるとともに部屋を飾った源氏物語図屏風などを展示しています。
展示担当者の弁 くまさん倶楽部2月15日号に紹介されています!!
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