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八代市の文化財
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第1常設展示室


坂本町応援企画「坂本町の暮らしと信仰」
2021年6月22日(火)〜9月26日(日)

■木々子(きぎす)の七夕綱
 坂本町の木々子地区に伝承されている「七夕綱」は、「綱張り」の形をとる全国的にもめずらしい七夕行事で、七夕様(牽牛・織女)が綱を伝わって会う、集落内に悪霊や疫病が侵入するのを防ぐ、盆の精霊が綱を渡ってやってくる等の伝承があります。平成28年に制作された七夕綱2本を展示します。
  ※平成27年に「八代・芦北の七夕綱」として記録作成等の処置を講ずべき無形の民俗文化財に選択されています。
【展示資料】
名 称 制作者 長 さ 所 蔵
1 木々子の七夕綱 八代七夕綱保存会 全長12m 本館蔵
2 木々子の七夕綱 八代七夕綱保存会 全長28m 本館蔵

■写真家・東儀一郎と本村孝夫による坂本の風物
 坂本出身のアマチュアカメラマンが撮影した昭和20年代後半以降の古写真で、坂本の風物や家族の姿を捉えた貴重な記録写真となっています(ラフティング会社「Reborn」代表・溝口隼平氏所蔵)。豪雨災害で水損していたところを、豊田有希氏(REBORNプロジェクト代表)を中心とするボランティアグループの写真修復作業によりよみがえりました。

【出品資料】
作品名 撮影者 撮影日 撮影地
1 セルフポートレート(2点) 本村孝夫
2 球磨川に浮かぶダム湖観光のポンポン船 本村孝夫 昭和29年12月27日 球磨川左岸の山腹より
3 近所の子供たち 本村孝夫 昭和28年8月25日 破木
4 温泉のようにつかる技師ら 本村孝夫 昭和28年7月7日 破木
5 ダム湖左岸で陸揚げされる球磨川流域
最後の筏流し
本村孝夫 昭和30年前後 荒瀬ダム
6 瀬戸石 東儀一郎 不明 瀬戸石
7 昭和50年代の水害 東儀一郎 不明 不明
8 水没する破木集落 嵩上げ工事のた
めの解体中の定点写真
本村孝夫 昭和30年1月 破木
9 水没する破木集落 嵩上げ工事のた
めの解体中の定点写真
本村孝夫 昭和30年3月7日 破木
10 東儀一郎肖像(2点)
11 220号線から坂本町の中心部へ続く
坂本橋
東儀一郎 不明 坂本
12 陸地化した川底の通学路 東儀一郎 不明 坂本
13 渡し船で瀬戸石駅へ向かい通勤す
る様子
東儀一郎 昭和61年4月30日 瀬戸石
14 西日本製紙坂本工場前を行く稚児
さん行列
東儀一郎 不明 坂本
15 REBORNプロジェクト
 クリーニング作業風景(7点)
豊田有希 令和2年7月
16 被災フィルム

■坂本町の文化財
 坂本町は球磨川舟運の中継地として、名和・相良の両氏から注目される重要な土地でした。その証として建てられた寺院には、仏像や仏具が奉納され、土地の歴史を雄弁に語ってくれます。今回は、当館が文化財レスキューで携わった寺院の文化財を、坂本の歴史とともに紹介します。
作品名 時 代 所 蔵 備 考
悟真寺の雲版 応永30年(1423) 悟真寺 坂本町中津道永谷庵ゆかり
熊本県指定重要文化財
木造阿弥陀如来立像(写真展示) 永禄12年(1569) 中津道阿弥陀堂 日高民部作
大門観音堂の鰐口(写真展示) 正平18年(1363) 大門観音堂 もと天草久玉神社奉納品
熊本県指定重要文化財
大門観音堂の棟札 明治39年(1906) 大門観音堂 御堂屋根修理時のもの

■坂本町の製紙産業
 明治31年(1898)から昭和63年(1988)まで、現在の坂本町の「くま川ワイワイパーク」の場所には大規模な製紙工場があり、製紙業は近代坂本の主幹産業でした。この展示では、坂本の製紙業の興隆を物語る歴史遺産を実物とパネルで紹介します。(協力:日本製紙株式会社八代工場)
名 称 時 代 所 蔵
王子製紙奉納稲荷神社棟札 昭和9年(1934) 日本製紙株式会社八代工場
2 坂本製紙工場トロッコのレール 昭和29年(1954)頃 日本製紙株式会社八代工場
3 十條製紙坂本工場「安全の鐘」 昭和32年(1957) 日本製紙株式会社八代工場
4 西日本製紙株式会社門標 昭和49年(1974) 日本製紙株式会社八代工場
5 令和2年7月豪雨で流出を免れた旧深水発電所レンガ 日本製紙株式会社八代工場
6 坂本町の製紙産業に関する写真パネル 日本製紙株式会社八代工場



坂本町応援企画「坂本町の暮らしと信仰」について
 2020年の7月豪雨で甚大な被害を受けた坂本町は、球磨川水運や森林資源、球磨や五家荘地域との交通路として、古くから豊かな歴史と文化が育まれてきた地域です。
 水害から救出された古写真や、地域の人々によって大切に守り伝えられてきた選択無形民俗文化財「木々子の七夕綱」や仏神像は、この地域の人々の実直で温かい暮らしと信仰を雄弁に物語っています。ささやかな展示ではありますが、ひとりでも多くの皆様に坂本町の歴史と文化に心を寄せていただければ幸いです。
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